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血圧測定と高血圧症の予防


心臓は収縮と拡張を繰り返しますが、常にリズミカルな運動を続けています。この一連のリズムのことを心臓周期と言います。このリズムが血管に伝わったものが脈拍です。

動脈の構造で一番大事なのは、中膜と呼ばれている膜です。中膜は筋肉の輪になっていて、動脈に弾力性をつける働きをしています。

ただ中膜は筋肉であるために、高血圧の状態が長く続くと、中膜が発達して厚くなってしまうのです。中膜が厚くなってしまうとそれまでの弾力性が失われて硬い血管となってしまいます。

このような状態が動脈硬化です。さて血圧は身体のどの部分でも測れますが、普通は右上腕部の上腕動脈を探してカフ(腕に付ける袋状の帯)を巻きつけて測ります。

これはその高さが、心臓の位置とほぼ同じ高さになるからです。血圧は20から30ぐらいは、食事や入浴、運動などの条件や、起床時・就寝時などですぐに変動します。

血圧は安静状態を維持した後に測ることが望ましいので、家庭に血圧計を備えておけば、気軽に、しかも定期的に血圧を測定することができ、一番良い方法だと思います。

高血圧症では正しい血圧のチェックが治療の基本となっていますから、家庭のほうが毎日時間を決めて測れるかと思います。

食事や入浴などは血圧に変化が出るので、測定1時間前には避けておきます。また帰宅後、すぐに測定しないことや、飲酒・喫煙後に測定しないこと、部屋の温度を寒くしないようにして測ることが望ましいとされています。

日本高血圧学会では、「家庭血圧測定条件設定の指針」を出して、血圧の測り方についての注意点を詳しく述べています

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