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降圧剤による高血圧症の治療


本態性高血圧の場合、いったん高血圧になりますと、一時的な薬の服用によって高血圧を完治することはできません。

薬を服用している間は血圧は下がりますが、薬の服用を中止すれば、再び血圧は上がります。その意味で、降圧剤は完治薬ではありません。高血圧症の薬物療法では、医師の診断の元で症状に応じた薬を使って治療が行われています。

ひとたび高血圧になったら、なかなか高血圧の状態から抜け出すのは困難です。そのため血圧がさらに高くならないように、減塩食や肥満防止、適度な運動といった生活習慣の見直しが必要です。

そうすることで腎臓や網膜症といった合併症を予防することが出来ます。血圧を下げる目的で服用する薬である降圧剤にはその作用機序からいろいろなタイプの薬が処方されています。

日本でよく使われている降圧剤の代表的な薬は、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)です。「アンジオテンシンII」が持つ血圧を上げる作用を阻害し、心臓や腎臓の保護も期待でき、副作用の少なさと安定した効果が知られています。

またARBには動脈硬化を防ぐ働きが認められることから、降圧以外にも抗動脈硬化薬として、利用価値の高い薬です。また心不全治療や腎不全の進行を遅らせる効果もあると言われています。

利尿剤も高血圧症治療として使われ、サイアザイド系やループ系に分けられ、20種類以上の薬があります。腎臓に作用して、主にナトリウムを水分とともに排泄し、尿の量を増加させます。

利尿剤で塩分と水分を排出させる事で血圧を下げる事が出来ます。しかしナトリウムとともにカリウムも排泄してしまう欠点があります。それに痛風や糖尿病の人には使用できません。

他にも、筋肉の収縮を妨げて血圧を下げさせるカルシウム拮抗薬や交感神経受容体を遮断するα遮断薬やβ遮断薬などがあります

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