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薬で高齢者高血圧症を治療


高齢者高血圧の第一次選択薬
高齢者高血圧症の第一次選択薬に挙げられているのは、Ca拮抗薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)、ACE阻害薬、少量の利尿薬の4種類です。

これらのいずれかで治療を開始し、降圧効果が不十分であれば併用療法を行うことになっています。Ca拮抗薬とサイアザイド系利尿薬については、多くのエビデンスがあり、特にCa拮抗薬はよく処方されています。

最近の考え方は、降圧目標はもちろんのことですが、臓器保護に重点が置かれアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)が積極的に処方されるようになりました。

そのほかの降圧剤
もちろん、冠動脈狭窄を伴う狭心症、あるいは前立腺肥大などを合併している場合にはβ遮断薬やα遮断薬も積極的適応薬となります。

Ca拮抗薬と利尿薬は高齢者に多い収縮期高血圧に対しても有効であることが大規模介入試験で示されています。

また、ARBやACE阻害薬などのレニン・アンジオテンシン(RA)系抑制薬は心疾患や腎疾患を合併している場合に有効であることが示されています。したがって、個々の病態に応じて薬剤を選択することが大切です。

実際の処方について
実際の投薬に際しては重症の高血圧(180/110 mmHg以上)でなければ、これら4剤のうちの1剤から投与を開始し、徐々に増量、あるいは他剤を併用して目標降圧値(140/90mmHg未満)を目指すようにします。

単剤で十分な降圧が得られない場合には併用療法を行いますが、好ましい組み合わせとしてはARB(あるいはACE阻害薬)とCa拮抗薬あるいは利尿薬、Ca拮抗薬(ジヒドロピリジン系)とβ遮断薬などが推奨されています。

高齢者高血圧は種々の合併症を伴うことが少なくありません。

高齢者高血圧に限ったことではありませんが、薬剤の選択は降圧効果、臨床的エビデンス、薬理作用、副作用、QOLに及ぼす影響、価格などを考慮して最終的には医師の判断によりますので、治療を受ける場合には医師に相談しましょう

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