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早朝高血圧症の治療と生活習慣

最近注目されている早朝高血圧症も長い高血圧の持続を伴うことから、血管系にとって負荷となり、動脈硬化を促進させ、ついには血管イベントを起こさせることになります。

しかし早朝高血圧症は診察室での血圧測定では発見されないことから、マスクされた高血圧とか、仮面高血圧と呼ばれ、近年注目されています。

この早朝高血圧症(仮面高血圧)は、血圧コントロール良好例に比べて高い合併症の発症率があることが言われています。家庭血圧計を使っている場合は、血圧の季節変動をうまく治療にも取り入れることができます。

すなわち夏場には降圧剤の減量あるいは中止が可能であることを念頭において、冬場には降圧剤の増量といった用量の調整ができることです。また高齢者の高血圧症の特徴に夜間就眠中の血圧が下降しにくい病態が多いということです。

夜間における降圧が得られないと、自律神経障害、睡眠時無呼吸症候群、糖尿病、慢性腎不全など高齢者に比較的多い疾患を合併する例が多いです。

夜間血圧が高いとそれだけ脳心血管合併症のリスクも高くなるということを示しています。ところで高齢者においても「減量」「減塩」「運動」は高血圧症の予防には有効です。

特に食塩感受性が高齢者は強いので、減塩が有用ですが、極端な減塩は脱力を起こす可能性があり、ゆるやかな減塩に努めたほうがよいようです。

高血圧治療ガイドラインにおいて、血圧以外のリスク要因に臓器障害や心血管病があると、高リスク群として積極的な降圧治療に望むべきとあります

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