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高血圧症の高齢者は増えている


高血圧症患者はいまや3500万人と推定され、高齢者の6割は高血圧といわれています。高齢者の疾患別の受診者は高血圧性疾患が最も多く、高血圧は内科に限らず、ほとんどの診療科で治療が行われています。

高血圧が長く続くと心疾患系には大きな危険因子
高血圧は、脳卒中と心疾患の最も大きなリスク因子にもかかわらず、多くの場合、そのコントロールは良好ではないといわれます。高血圧の病態や予後の正しい把握とエビデンスに基づいた適正な治療を理解することが求められています。

高齢者高血圧
また降圧剤治療に関してのエビデンスも相次いで発表され、それを正しく活用することで、高血圧における脳心血管合併症を予防できることも示されています。

高齢者の血圧は、環境因子や身体変動などで変動しやすく、それが血管合併症発症の引き金となることも多いです。通常、加齢とともに収縮期血圧は上昇し、拡張期血圧は下降するので、高齢者ほど収縮期高血圧が多くなる。

高血圧頻度は、この30年間ほとんど変わらない。1988年では60歳以上の約半数は血圧値が140/90mmHg以上で、その大部分は収縮期高血圧です。ですので高齢者では、脈圧、すなわち上の血圧と下の血圧の差が大きいのが特徴です。

高齢者高血圧の特徴
これらは若中年者には見られない特徴です。脈圧が大きいということは好ましいことではなく、大動脈の硬化が進展しているマーカーといえます。

65歳以上の高齢者ではこのような収縮期高血圧症例の頻度は80%を超え、拡張期血圧を無視して収縮期血圧のみで診断してもほぼ誤りはないくらいです

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